肥料の見た目や回収しやすさの比較

 春にくれた肥料の効果期間が過ぎたので、使用済み肥料の見た目や回収しやすさについて比較してみた。

プロミック

 効果期間(2ヶ月)はとっくに過ぎているが、写真のように結構残骸が残る。

f:id:Kutibashi:20200627092014j:plain

プロミック(プチドーム)

 次はプロミックを入れていたプチドームを抜いた跡の写真。

 せっかくケースに入れてあっても白いチリが網目から抜け出して散らばってしまう。

 きちんと乾かせなかったせいかもしれないが、他の肥料と比べて肥料の下に藻が育っているケースがあった。

f:id:Kutibashi:20200627092117j:plain

プロミック(プチドームを抜いた跡)

 プロミックは見た目や回収しやすさの点ではあまり良くない印象。

バイオゴールド

 効果期間(2ヶ月)はとっくに過ぎているが、残骸は結構残っている。

 説明にはいずれ溶けてなくなると書いてあったが、そう直ぐの話ではないようだ。

f:id:Kutibashi:20200627092206j:plain

バイオゴールド(プチドーム)

 次は肥料ケースを抜いた跡の写真。

 肥料ケースの下にこぼれた残骸は見当たらない。多少あったとしても色合い的に目立たないと思う。

f:id:Kutibashi:20200627092243j:plain

バイオゴールド(プチドームを抜いた跡)

 次は土の上にそのままばら撒いた場合。

 残骸が散らばっているので回収は面倒くさそう。

f:id:Kutibashi:20200627092311j:plain

バイオゴールド(ばら撒き)

 バイオゴールドは肥料ケースに入れて使えば、見た目や回収の問題はなさそう。

 鉢の大きい果樹の場合は使用量が多く土に直接乗せてしまいたいのが悩ましい。

IBのチカラ

 効果期間(1ヶ月)は過ぎているが、ほぼ原形を留めているので回収はしやすそう。

 直接撒くとコロコロ転がるのと、効果期間が1ヶ月しかないのが欠点。

f:id:Kutibashi:20200627092349j:plain

IBのチカラ(ばら撒き)

結果

 今回試した範囲だと、バイオゴールドを肥料ケースに入れて使うのが見た目や手間の面では一番良さそう。(果樹はデカい肥料ケース使う)

ナツグミの実

 ナツグミの実が赤くなった。

 透明感があってだいぶ奇麗な実である。

 名前からして夏に熟すのかなと思っていたけど結構早かった。

 

 味はうっすら甘く、種の周りにほんのり渋みがある。

 それ程美味くなかったが、まだ小さい(写真の鉢は2.5号)ので仕方ないかもしれない。将来に期待。

f:id:Kutibashi:20200622200927j:plain

ナツグミの実

 実を食べた後はにゅっと伸びた枝を切り詰めて肥料をくれた。

f:id:Kutibashi:20200622201003j:plain

剪定したナツグミ

 

ナツグミ開花

 ナツグミの花が咲いた。

 地味な花だと思っていたが、これだけたくさん咲くとちょっと印象が違ってくる。意外と花らしい香りもある。

 別のグミも隣に置いているので受粉はすると思うが、この花のうち一体どのくらいが実になるのか、グミは食べたことないので結構楽しみである。

f:id:Kutibashi:20200429223828j:plain

ナツグミの花(2020年)

 

 2年前に上のグミを鉢に植えた直後の写真。他の木と比べてすごく成長が早い気がする。

 根っこに根粒菌というのを飼っていて、そいつらから窒素を得られるらしいので元肥に入れてあるマグァンプK(リンがとても多い緩効性肥料)と相性がいいのかもしれない。

f:id:Kutibashi:20200429223859j:plain

ナツグミ 2018年

 

肥料の与え方(基本)

 これまで割と適当に肥料をくれていたので、ちゃんと調べてどう与えるのが良さそうか考えてみた。

 木の種類や目的によっても違うと思うが、先ずは基本的な部分について。 

肥料を効かせたい期間

 概ね次の期間に肥料を効かせるのが良いらしい。

  • 4月上旬~5月下旬
  • 8月中旬~紅葉前まで
 直ぐに効果が出るような肥料は植え替え後1ヶ月は与えない方が良いので、上記通りに肥料を与えるには3月上旬には植え替えを済ませるべきという事になる。
 しかし、住んでいるのが寒い地域だからだと思うが、3月中旬ごろから店に苗が並び始める事が多い。 
 この地域では3月中旬に植え替えて、4月中旬から肥料を効かせるべきと思っておこう。

肥料を実際に与えるタイミング

 肥料を与える時期の説明にかなり違いがあって混乱したが、肥料の種類で次のような違いがあるようだ。

  • 春に肥料を効かせるため、すぐに効き始める肥料を春に与える
  • 春に肥料を効かせるため、時間が経ってから効果が出る肥料を冬に与える

 鉢植えなら、効かせたい時に直ぐに効き始める肥料を与えるのが良さそうに感じる。 

与え方の方針(できるだけ楽そうな)

  • 4月上旬~中旬に、2ヶ月肥効が続く置肥を与える(やや少なめ)
  • お盆に、2ヶ月肥効が続く置肥を与える(やや少なめ)
  • 樹種や目的に合わせた肥料を必要に応じて追加 

2ヶ月肥効が続く置肥

プロミック

N:P:K = 12 : 12 : 12

 マグネシウムマンガン・ホウ素も入っている。

 使った感じだと効果が切れた後も白いカスが残るのがいまいち。

バイオゴールド

N:P:K = 4 : 5 : 4

 天然ミネラルも入っているらしい。

 使った事はないが、そのうち溶けてなくなると書いてある。
 特に何も書かれていなかったが、有機肥料なのでもしかしたら効果が出始めるまで遅延があるかも?

甘柿(恋姫)を鉢に植えた

 生産量や見た目に問題が生じやすいけど、柿の中で一番甘いと評判の恋姫(甘柿)を鉢に植えた。
 当地方は少し寒いので甘柿も少し渋くなる見込み。しかし小さい頃は多少渋くてもそのまま食べまくってたのできっと大丈夫だろう。

苗木

 枝が既に何本か出ている。よく見ないで注文してしまったが2年生の苗木だろうか。

f:id:Kutibashi:20200329181758j:plain

既に枝が出ている苗木(甘柿 恋姫)

 ポットから出してみると、根っこが渦巻いてパズル状態になっている。
 どうやらポットの中で2年生になってしまった苗木らしい。まぁ根っこが多くて良かったと思っておこう。

 しかし、接ぎ目らしいものが見当たらない。柿の挿し木苗なんてあり得るんだろうか。

f:id:Kutibashi:20200329182011j:plain

根っこが渦巻いている

 ほぐしてみたら発達した根鉢の中に接ぎ目が埋もれていた。
 一度ポットの底までたどり着いた根が折り返して地表まで戻り、そこで細根を出して接ぎ目を埋め尽くしたようだ。

f:id:Kutibashi:20200329182125j:plain

細根に埋め尽くされていた接ぎ目

 柿の根は固く、広げようとするとバキバキ折れるので少し切り詰めて軽くほぐしただけで植え付けた。
 再来年、もっといい具合に根が出てから少しずつ整理していこう。
 本当はバッサリ行った方が良いらしいけど、怖いので。

用土

 例によってコガネムシが恐ろしいので完全無機栽培にした。
 何年も育てて収穫に至るのに、コガネムシが卵産みつけられたらそれだけで枯れてしまうかも知れないなんて、とてもそんなリスクは取れない。

 完全無機栽培で通気性を良くする以外の事はあまり考えずに適当に決めた。

f:id:Kutibashi:20200329182420j:plain

柿(恋姫)を植えた用土

植え付け後の姿

 植え付け後の姿。
 同じ所から同じ太さの枝が2又に出ていたので、片方は間引いた。

 一応毎回支柱を立てているが、これは必要なんだろうか。確かに値が張っていないから心もとなくはあるけど、支柱の側も単なる棒なので弱そうな気がする。

f:id:Kutibashi:20200329182733j:plain

柿(恋姫)の植え付け後の姿

 そして次の日の姿。寒そう。

f:id:Kutibashi:20200329183052j:plain

寒そう

 

 

シナノゴールドを鉢に植える

 シナノゴールドがとても好きなのでシナノゴールドの苗を鉢に植えた。

苗木

 小さく育てたいので矮性台木(2段)の苗を買ってきたけど、台木部分がすごく長かった。しかも2段目の途中までは土に埋めないとならないらしい。

(2段目の台木からも根を出させるため)

 どうせ鉢植えでは根の処理で小さく育てるので、矮性台木にせず台木部分が小さいやつを選べば良かった。

f:id:Kutibashi:20200325223151j:plain

シナノゴールドの苗木

用土

 アンズの時と同様に、有機物はなしで通気性の良い層と保水性の良い層を分けた。

f:id:Kutibashi:20200323224345j:plain

用土

植え付け後の姿

 やはり台木部分が長すぎてアンバランスな気がする。

 シナノゴールドはとても美味いので大きめに育てれば気にならなくなるか?

f:id:Kutibashi:20200325223919j:plain

シナノゴールド植え付け直後



 

アンズを鉢に植える

 アンズに生食用の品種(おひさまコット、ニコニコット)があるらしいので買って来て鉢に植えた。

  左は1000円くらい高い特級苗のおひさまコット、右は普通のポット苗のニコニコット。

 根っこの量に1000円以上の差を感じる。次からは良い苗の方を買おう。

f:id:Kutibashi:20200323224844j:plain

特級苗と普通のポット苗の根

鉢と用土

 鉢はスリット鉢の8号(24cm)。

 何処を見ても腐葉土入れろと書いてあるけど、コガネムシが怖くて仕方ないので有機物は止めてマグァンプK大粒を全体に混ぜた。

 鉢全体が過湿になったり乾燥したりするのも怖いので、何となく保湿の良い層と通気の良い層を分けた。(アンズは水はけが良くした方が良いらしい)

f:id:Kutibashi:20200323224345j:plain

アンズを植えた土